日常診療におけるIBDセミナー2022
- 2022年3月24日
- 講演会
今日は常勤医としてラストの講演会!
日常診療におけるIBDセミナー2022
フェニーチェ堺
“当院における難治性UC治療の最前線”
テーマは難治性潰瘍性大腸炎の生物学的製剤です。
特にステラーラの2年の長期使用成績と実臨床での使用経験です。
今ブログ大半は筋トレばっかなのでたまには専門的な事も😂
ウステキヌマブ(ステラーラ)は2020に難治性潰瘍性大腸炎に適応になりました。
今のUC治療のエース的存在です。最近はその効果の高さから全国の専門施設で大量に導入されているとか。
今自分が診てる難治性潰瘍性大腸炎の約3割はこのステラーラを使ってます。
エビデンスがまだまだ少なく、ガイドライン2020にも載ってません。
発売になってから自分が最初に使用した症例は大阪の20代と沖縄50代女性。
2人ともBIO naiveで不安も大きかったですが、今では2人ともよく効いて寛解になっています😊
特に20代女性の両親はとても心配してました。何度も説明して、信頼してもらって導入した結果、寛解まで行けたのは本当に貴重な経験になりました。
もちろん沖縄の50代女性も、大阪の方が使うならって言って前向きに考えてもらい現在はこのステラーラのみで寛解できています。
今年も潰瘍性大腸炎に新薬が数種類登場するとか。
BIO製剤やJAKが多数登場すると、エビデンスやガイドラインでは判断できない事が増えるので、大変ですが新薬にも期待したいですね😅
潰瘍性大腸炎、クローン病に関してはブログでシリーズ化しようかな〜🤔